5年間のセイバーメトリクス(打者データ編)/鳥越規央の野球視角

2018年2月6日更新

今回は、2013年以降、5年分の打者成績のランキングを見ていきます。

この5年間のチームの1試合平均得点の推移を見てみましょう。





一つ気になるのが、2014年と2015年のセ・リーグの得点変化。明らかに減少しているのがわかります。しかしパ・リーグでは2014年得点力が団子状態だったのが、2015年大きく分散しています。これは反発係数の減少によるものとの考察もありますが、実は2015年からNPBは反発係数の上下限を撤廃しています。

https://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK20362_T00C15A2000000/

つまり、前年までは「反発係数0.4034〜0.4234」としていた基準を「0.4134を目標値とする」と改めました。つまり0.4034を切っても違反としないというふうにも捉えることができるようになったのです。

2017年はチーム得点の分散が大きくなっており、セ・リーグでは広島、パ・リーグでは西武が突出した得点力を誇っています。それに対し、それまで高い得点力をキープしていたヤクルト、日本ハムが大きく得点を減少させています。またロッテの得点力不足も深刻です。

ここからは、5年間のデータによる打者指標のランキングを見ていきましょう。

安打

本塁打

二塁打

三塁打

盗塁

西川は三塁打と盗塁の2冠を達成です。

盗塁刺

盗塁企画数が多くなれば、当然盗塁刺も増えるわけですが、大島の場合、5年間の盗塁による得点価値を示すwSBを計ると

0.17×118-0.4×47=1.26

となり、1年あたり0.25点分にしかなりません。これは西川の5年分のwSB 17.75と比較するとやはり効率は悪いと言わざるをえません。

犠打

犠飛

四球

敬遠

死球

三振

併殺打

次は5年間で1,000打席以上の打者に限定してのランキングです。

打率

出塁率

長打率

OPS 出塁率+長打率

5年間でのOPS1位はバレンティンでした。

BABIP (安打-本塁打)/(打数-三振-本塁打+犠飛)

5年間の成績から考察した日本代表を以下に紹介します。

1番 近藤健介 3B

2番 柳田悠岐 DH

3番 山田哲人 2B

4番 筒香嘉智 1B

5番 丸佳浩  CF

6番 鈴木誠也 RF

7番 坂本勇人 SS

8番      C

9番 西川遥輝 LF

8番捕手が空位となってしまいました。打力に富んだ捕手の出現が待ち望まれるところです。日本ハムの近藤健介の捕手復帰や、西武の森友哉の捕手レギュラー固定などニュースは挙がりますが果たして実現できるのでしょうか。

3年間のご愛読ありがとうございました。

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