4番起用で分かる、前半戦チーム事情/打順美を求めて

2017年7月11日更新

広島東洋の開幕戦、不動の1〜3番の次に待ちかまえるのは新井であった。5番に松山、6番鈴木・・・。優勝した昨季と変わらぬ布陣でセ連覇への挑戦が始まったのだが、4月25日以降は鈴木で4番が固定された。新井から鈴木へのシフト、どうやら上手くいったようだ。

▼広島の先発4番(7/10現在)
鈴木 64試合
新井 17試合

広島は捕手に関しても會澤の出番が増えている。徐々に石原から會澤にシフトしつつあった数年間だが、昨季は石原の割合が高く、優勝するためのベテラン起用だったのかもしれない。「4番」と「捕手」、どちらも世代交代が難しい2つのポジションで、上手く選手のシフトが出来れば、長期に渡って安定した戦いの可能な“一過性ではない”強いチームになるだろう。

それでも貯金している阪神

他球団に目を移すと、両リーグ合わせて最も多く4番に座っているのは福留(神)で71試合(阪神消化試合の92%)。打線に苦労している阪神、福留自身は成績は決して満足いくものではないが、それでも貯金で前半を折り返すことが出来るのは4番を固定できたからだろうか。

▼各球団の4番最多先発選手(7/10現在)
福留(神)71試合(92%)
筒香(D)67試合(84%)
鈴木(広)64試合(79%)
中村(西)60試合(78%)
内川(ソ)60試合(74%)
中田(日)57試合(71%)
阿部(巨)51試合(64%)
ビシエド(中)50試合(61%)
アマダー(楽)43試合(59%)
ロメロ(オ)44試合(56%)
雄平(ヤ)40試合(50%)
パラデス(ロ)29試合(37%)

千葉ロッテは8人を4番で起用

ロッテの苦しみは4番の起用でもよく分かる。開幕4番を任されたパラデスが最多の29試合(37%)だが、不振、さらに二軍落ちによってチームは混迷を極めた。6月に入ってパラデスは復帰し、4番起用においては落ち着きを取り戻しつつある。

▼ロッテの先発4番(7/10現在)
パラデス 29試合
角中 13試合
鈴木 11試合
福浦 9試合
ダフィー 7試合
井口 5試合
ペーニャ 3試合
井上 2試合

今季は残念ながら4番でフル出場の選手はいない。筒香は3番を打ち、中田も不振で4番を外れている。中村(西)は打順の組み替えで再び4番に戻った。後半戦、鈴木と中村にはフルに4番に座っていて欲しい。

文/梶田陽三

今日の試合速報

関連記事