野球界番付25周年の節目、今季も横綱は不在

2017年2月20日更新


2月某日、恒例の日本野球界番付編成会議が大阪市内のホテルで開催された。日本野球界番付は、野球界番付社(塩村和彦代表=写真)によって1993年から作成され、今シーズンで25年目となる。プロ野球選手の前年個人成績を相撲の星取(幕内、十両は15戦、幕下は8戦、三段目以下は7戦での勝敗)に換算し、番付を確定していく。この作業が四半世紀の間、途切れることなく行われてきた。1年でも途切れれば、番付は成立しない。

編成会議はプロ野球ファン、メディア関係者ら総勢約30名が全国から集まり、約5時間に渡って議論される。幕下以下は番付社の主要メンバーにて確定済み。幕下優勝は野村(広島・東23)で、8勝0敗の全勝優勝とされた。

編成委員による星取換算は十両と幕内の選手に対して行われる。十両では大谷(日本ハム・東1)が15戦全勝で優勝。大谷を除く野手トップは菊池(広島・東11)で13勝2敗、投手トップは増井(日本ハム・東2)で12勝3敗、入幕が期待される。大きく負け越した岸田(オリックス・西11)は2勝13敗、メジャーから西14枚目で復帰した松坂(ソフトバンク・西14)は1勝14敗で幕下陥落が確定。

幕内では坂本(巨人・東前頭1)と山田(ヤクルト・西前頭12)が14勝1敗で並び、優勝決定戦の末に坂本が幕内優勝。パ・リーグ首位打者の角中(ロッテ・東前頭14)は13勝2敗、メッセンジャー(阪神・東前頭5)は野球のシーズン成績が12勝11敗ながら12勝3敗と好成績を残した。かつて大関まで上り詰めた岩瀬(中日・西前頭17)は、ついに幕内から姿を消すことになる。

そして番付編成。2014年に大関昇進を果たした内川(ソフトバンク)は3年連続で11勝を上げたが、横綱昇進への推薦は無く今年も横綱不在のシーズンとなる。その他、新番付では中田(日本ハム・小結)が新大関に。坂本(巨人・東前頭1)、糸井(今季から阪神)、十両優勝の大谷、幕内優勝の山田が新三役とフレッシュな顔ぶれになった。


今回作成される番付表は、3月中旬頃から大阪や東京の大型書店などで販売される。

文/梶田陽三